大会長挨拶

 第23回日本医薬品情報学会総会・学術大会
 大会長 中村 敏明

(大阪薬科大学 臨床薬学教育研究センター 教授)

 第23回日本医薬品情報学会総会・学術大会を2020年6月27日(土)・28日(日)に大阪薬科大学キャンパスにおいて、開催させていただくことになりました。

 時代は、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによる、新しい社会へと踏み出しました。既に、スマートスピーカーやスマート家電が一般家庭に普及し始めており、特に意識しなくても多くの情報を瞬時に得ることができるようになっています。また、車の自動運転技術も実用のレベルに到達しており、単に情報を検索して結果を表示するだけでなく、情報を瞬時に判断し、リスクの予測から適切な回避行動までAIが担う、そんなことが可能なところまで科学技術は発展を遂げています。医薬品情報においても、知識や情報を備えることの先を目指す時に来ています。

 本大会では、「Society 5.0時代の医療を担う医薬品情報」をメインテーマに掲げました。特別講演ならびに教育講演の招待講演に加え、多くの公募シンポジウムや一般演題を企画しています。社会構造の大きな転換期に、医療・福祉において医薬品情報が何を担い、国民の生活にどう貢献するのか、先進的な取り組み事例の紹介や直面する課題に対する多角的な討論を踏まえ、解決の糸口を探り、新たな医薬品情報へと発展させる機会にしたいと考えております。

 開催地である高槻市は、古の都である京都と百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録された大阪のほぼ中間に位置しています。高槻を含む三島地区にも大小約500基の古墳(三島古墳群)があり、日本最古の年号の入った銅鏡が出土した地でもあります。Society 1.0、Society 2.0の時代から栄えていたこの地において、次のSociety 5.0の時代を考えるのも趣深いものと思います。全国から足をお運びいただき、熱い討論とともに食い倒れの街、大阪も楽しんでいただければ幸いです。多くの皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

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