第49回日本急性肝不全研究会
当番世話人　井戸 章雄
（鹿児島大学大学院医歯学総合研究科
 消化器疾患・生活習慣病学）

この度、第49回日本急性肝不全研究会の代表世話人を仰せつかりまして、大変光栄に存じます。

本研究会は発足以来、日本における急性肝不全のエキスパートが毎年集い、レベルの高い議論が行われ、急性肝不全の病態解明や治療法の進歩に大きく貢献してきました。今回、第49回研究会では「注思再考！急性肝不全」をテーマとして掲げさせて頂きました。急性肝不全について改めて心を注ぎ（見直し）、新たな視点から再考し、本研究会が種々の課題の解決の一助になればとの思いです。

irAE肝炎による新たな肝不全の発生がみられる中、既存の急性肝不全の病態、その病態に応じた治療は未だ確立されていません。急性肝不全（ACLF含む）の治療（移植含む）、自己免疫による急性肝不全（irAE含む）、急性肝不全と微小環境（がん免疫含む）など、幅広い領域からの演題を募集し、急性肝不全の実臨床、現状や治療について大いに議論するとともに、irAE肝炎や急性肝不全の病態等に関する基礎研究の成果を大いに楽しみたいと考えています。

最後に本研究会の成功に向けまして多くの演題をご応募いただき、ご参加いただきますよう何卒お願い申し上げます。