ICOM-DRMC年次大会のご案内

ICOM-DRMC(国際博物館会議博物館防災国際委員会)は、2021年の年次大会を、11月4~7日にハイブリッド方式により、日本(東京・岩手)で開催します。テーマは、「文化財防災ネットワークの構築:連携に関する事例研究」です。会議は、日英同時通訳で行います。

世界中の博物館の職員やコレクションは、地震、津波、火災、気候変動、さらに政情不安や紛争等、様々な災害の危機に直面しています。これらの災害に対処してきた世界の博物館専門家の経験は、人命や貴重な文化財、博物館コレクションを保護するための戦略を構築していく上で、大いに役に立つと思われます。折しも2021年は、東日本大震災10周年を迎えることから、ICOM-DRMCでは、これらの知識や経験を共有するために、日本で年次大会を開催いたします。

大会では、例えば以下のような様々な意見交換ができればと思っています。

  • 博物館専門家は、どのような防災・レスキュー計画を立てるべきか?
  • 公的機関や民間組織の関係者と博物館がどのように調整・連携するべきか?
  • どのような機材やマニュアルが有益か?
  • 危機に際して、博物館はまず何をするべきか?
  • 戦略や交渉がうまくいかなかった場合、それはなぜなのか?何が間違っていたのか?
  • 博物館は、防災や救援活動において、どのような役割を果たすべきか?
  • 博物館は、防災や救援活動においてどのようにリーダーシップを発揮すべきか?

研究発表の申し込みについて

ICOM-DRMCは、11月4日(木)に東京国立博物館で行う15分の研究発表の募集を行います。発表を希望する方は、以下の内容を8月31日(火)までにメールでdrmc.2021.conference@gmail.comに送付してください。ICOM会員でなくても応募できますが、応募者多数の場合は会員を優先します。発表は日本語でも結構ですが、申し込み及び発表スライドは英語で作成してください。

メールのタイトル:DRMC 2021 proposal: [title of your proposal]

  • Author(s)’s full name
  • Short biography (max. 75 words)
  • Affiliation(s)
  • E-mail address
  • ICOM membership number, if applicable
  • Title of the proposal
  • Abstract no more than 350 words
  • Keywords(max.5)

応募締め切り:9月15日(水)受付終了
採択の可否の連絡:9月20日(月)9月30日(木)以降
発表スライドの送付締め切り:10月25日(月)
(オンライン参加の場合は、事前に発表を録画して送付してください。東京国立博物館にお越しになる場合は、録画の必要はありません。)

発表は、1セッション60分:発表(15分)×3人及び質疑応答15分で、合計4セッション(12人、4時間)行います。

お問い合わせ

ICOM-DRMC年次大会実行委員会
drmc.2021.conference@gmail.com(日本語可)

ICOM-DRMCについて

ICOM(国際博物館会議)には、現在32の国際委員会があり、それぞれ毎年世界各地で年次大会及び総会を開催しており、3年に1回開催されるICOM 大会では、すべての国際委員会が一堂に会して会議を行います。来年は、8月20~27日にチェコ・プラハで第26回ICOM大会が開催される予定です。
DRMC(International Committee on Disaster Resilient Museums;博物館防災国際委員会)は、2019年のICOM 京都大会で新たに設立された国際委員会です。博物館防災の重要性について喚起するとともに、文化遺産の災害対応に関する関係組織間の連携・協力の促進、博物館防災に関する情報の共有、研修機会の提供、専門的なネットワークの構築等を行うことを目的としています。

DRMCでは、初の年次大会・総会を2020年にメキシコで開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となったため、本大会がDRMCの初の年次大会の開催となります。折しも、昨年国立文化財機構に文化財防災センターが発足したところであり、2021 年は東日本大震災10 年でもあることから、国立文化財機構の本部事務局が置かれている東京国立博物館及び東日本大震災で甚大な被害を被り、復興が進んでいる岩手県陸前高田市で開催します。

DRMC ボードメンバー(2019.9-2022.8)

委員長
Diana Pardue(アメリカ)
副委員長
Ihor Poshyvailo(ウクライナ)
事務局長
Brian Daniels(アメリカ)
財務担当
栗原祐司(京都国立博物館副館長)

※ICOM には、国際委員会とは別に、ICOMの戦略・財政等の諸課題を検討するための8つの特別委員会(Standing Committee)が設置されています。特別委員会は、ICOM 会長が指名する委員から構成され、ICOM本部によって運営がなされています。その中には同じ略称のDRMC(Disaster Risk Management Committee)が設けられていますが、国際委員会のDRMCとは使命・役割が異なり、有事の際に声明(Statement)を出したり、国際協調による支援等を行っています。両委員会は、有機的に連携して随時情報交換を行っており、Ihor Poshyvailo及び栗原祐司は、両方の委員を兼務しています。

陸前高田市について

主催・共催・協賛・協力

主催

共催

協賛

協力

  • 独立行政法人国立文化財機構文化財防災センター