第138回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会 第138回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会

会長挨拶

第138回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会
会長 出家 正隆
(愛知医科大学医学部整形外科 主任教授)

会長:出家正隆

2020年より発症したCOVID-19のPandemicにより、未だ安住な生活が得られず、大変なご苦労をされていることと存じます、このコロナ禍が、一日も早い収束を祈るばかりです。

第138回中部日本整形外科災害外科学会・学術集会を2022年4月8日(金)、9日(土)の両日に名古屋市のウインク愛知において開催させていただきます。2022年は愛知医科大学および愛知医科大学整形外科創立50周年の記念すべき年でもあり、この記念すべき年に本学会を主催できることを大変光栄に存じます。名古屋市での開催は、名古屋市立大学 大塚隆信先生が2015年10月に開催されて以来7年ぶり、また、愛知医科大学が本会を主催させていただきますのは、第3代教授佐藤啓二先生が会長を務められた第114回の2010年4月の12年ぶりということになります。

今回の学術集会のテーマを「具眼考究」とさせていただきました。これは、愛知医科大学の学是で、「具眼」とは、医学的には「正しくみる」ことを意味します。「みる」とは「診る」、「看る」、「見る」、「観る」、「視る」のすべてを含み、個々の患者の正確な病態とともに生物学的、心理学的、経済的、社会的なすべての視点に立った包括的、全人的に患者を把握する感性を意味します。「考究」とは、「具眼」によって得た神髄を深く考え、それに対して正しく対処して究めることを指します。整形外科医療にも患者さん個々の背景を鑑みた判断が求められ、それに不可欠なのがこの『具眼考究』です。これは、医療がいかに進歩しても我々医師に求められるものであり、あえて掲げさせていただきました。本会では、多くの方々、特に若手医師が、このテーマのもとに参集し討論する場を提供する会となるように開催したいと考えています。

名古屋の4月初旬は、既に葉桜であろうとは思いますが、大変過ごしやすい季節です。また、宴会・懇親会の開催へもCOVID-19の影響が危惧されますが、是非名古屋飯でも楽しんでいただけたらと願います。多くの先生方の参加をお待ちしています。

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