第66回日本小児神経学会学術集会

実践教育セミナー

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受講者特典

実践教育セミナーでは小児神経専門医研修単位が取得可能です。
1セミナー受講:2単位

※開催は現地会場でのみ行います。時間が重複しているため複数の講座には参加できません。

セミナー受講証明書

セミナー当日、現地で入手できます。

受講申込期間

2024年4月2日(火)正午 ~ 5月8日(水)正午

※実践教育セミナーは当日受付はございません。

実践教育セミナー受講料

実践教育セミナー2、3、4:3,000円
実践教育セミナー1(4時間プログラム):5,000円

キャンセルに関して

お申し込み後のキャンセルについては、一切お受けできませんので、ご注意ください。
一度決済されたセミナー参加費は返金いたしかねますので、何卒ご了承ください。
皆様のお申込みを心よりお待ち致しております。

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プログラム内容・定員

実践教育セミナー1:小児科医のための神経放射線2024

5月29日(水)14:00~18:00 第4会場

座長 大場 洋 (帝京大学医学部放射線科)
髙梨潤一 (東京女子医科大学八千代医療センター小児科)
演者 神田知紀 (神戸大学放射線科)
森  墾 (自治医科大学医学部放射線医学講座)
榎園美香子 (東京都立小児総合医療センター放射線科)
上谷浩之 (熊本大学大学院生命科学研究部画像動態応用医学共同研究講座)
中井雄大 (東京大学医学部放射線科)
松本 允 (自治医科大学とちぎこども医療センター小児画像診断部)

セミナーのねらい

「小児科医のための神経画像」は,第53回学術集会から連続14回の開催となります.今回は時間をたっぷりいただくことができましたので,基礎編・臨床編の二部構成といたしました.

基礎編として,日常診療で頻用されるCT を神戸大学・神田知紀先生,MRI の基本撮像法T1,T2強調像,FLAIR像などを自治医科大学・森墾先生,拡散強調像(DWI)ないし応用画像を東京都立小児総合医療センター・榎園美香子先生,MRA,ASL など血管画像を熊本大学・上谷浩之先生にご講演いただきます.日頃見慣れた画像の基本から応用まで,初心者から上級者まで楽しんでいただける内容です.

臨床編は,東京大学・中井雄大先生にMRI 画像で診る脳幹解剖について講演いただきます.実際のMRIで脳幹解剖を理解し,疾患の神経症状に迫りましょう.目からうろこの講演です,乞うご期待.

トリを務めますは,読影力・知識の宝庫でつとに知られた松木充先生に満を持してご登壇いただきます.興味深い小児例をご提示いただくことを楽しみにしています.皆さん,何例診断できますでしょうか.

「小児神経の画像診断」第2版が本学会までには発売されていることと思います.教科書として参照いただけますと幸いです.

実践教育セミナー2:新生児脳波判読ハンズオン

定員:40名
5月29日(水)14:00~16:00 第5会場

座長 城所博之 (名古屋大学医学部附属病院小児科)
山本啓之 (名古屋大学医学部附属病院小児科)
演者 白木杏奈 (名古屋大学大学院医学系研究科小児科/名古屋記念病院小児科)
深沢達也 (安城更生病院小児科)
杉山裕一朗 (日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院小児科)

※日本光電の脳波ビューワーが作動し、DVD-R を読み込めるウインドウズノートPCを各自ご用意ください。

セミナーのねらい

NICU 管理を要する新生児は様々な疾患,病態によって中枢神経系の侵襲を受ける可能性がある.中枢神経系への侵襲は年長児や成人では神経症状として表現されるが,大脳機能が生理的に未熟な新生児においては神経症状から把握が困難な場合がしばしばある.新生児脳波は新生児の大脳機能をリアルタイムに,非侵襲的に把握できる大変有用な手法である.ただ,その判読は小児・成人の脳波とは異なる部分が多く,苦手意識を抱く方も多いのではないだろうか.テキストを購入し自己学習にチャレンジするも挫折したとういう声をしばしば耳にする.

本セミナーでは新生児脳波,モニタリングに習熟した講師のレクチャーを受けた後に受講者各自のPCを使用し,実際の脳波データを講師,チューターと共に判読していただく.脳波記録をとおして共に判読することで,習熟者の考え方,判読の仕方を共有することができる.切り取られた一画面だけをみるのではわからない判読をとおして少しでも新生児脳波を身近に感じていただければ幸いである.

実践教育セミナー3:小児の頭痛

5月29日(水)14:00~16:00 第6会場
定員:60名

座長 西村 陽 (京都第一赤十字病院小児科・新生児科)
演者 呉 宗憲 (東京医科大学小児科・思春期科学分野)
下村英毅 (兵庫医科大学医学部小児科学)
石原靖紀 (福井愛育病院)
小俣優子 (誠馨会千葉メディカルセンター小児科)
永井 章 (国立成育医療研究センター総合診療科)
西村 陽 (京都第一赤十字病院小児科新生児科/京都府立医科大学小児科)

セミナーのねらい

コロナ禍により,少人数グループの受講される先生方と小児頭痛エキスパートの至近距離での対面によるインタラクテイブなやりとりができずにおりました.昨年のこの会では,2人の頭痛界のスーパードクターたちによる模擬外来の実演という新たな取り組みをいたしました.今回は,受講者参加型で,日頃の疑問を思い切りエキスパートにぶつけて,眠たい座学では得られないプライスレスなものを持ち帰っていただきたい,そんな想いで企画いたしました.6 名の頭痛エキスパートのもとに各グループ最大10名の聴講の先生方の6つのグループが順番にローテーションしていく,という予定です.ライブでオンサイト参加のみで,ライブ配信やオンデマンド配信は残念ながら考えておりません.直に小児頭痛診療の極意を伝授したい側と,受け取りたい側という双方向性の熱いやり取りをぜひ楽しんでください.

実践教育セミナー4:第11回遺伝学実践教育セミナー:遺伝学的検査の結果を解釈する

定員:36名
5月29日(水)14:00~16:30 第7会場

講師 岡崎哲也 (岡山大学臨床遺伝子医療学)
吉田健司 (京都大学大学院医学研究科発達小児科学)
チューター 齋藤伸治 (名古屋市立大学大学院医学研究科新生児・小児医学分野)
白井宏直 (北里大学医学部小児科)
酒井康成 (九州大学小児科)
村松一洋 (自治医科大学小児科学)
和田敬仁 (京都大学大学院医学研究科ゲノム医療学講座)
髙野亨子 (信州大学医学部附属病院遺伝子医療研究センター)
チョンピンフィー (九州大学病院小児科)
松本 歩 (自治医科大学人類遺伝学研究部,小児科)
東 慶輝 (愛知医科大学小児科)
藤本真徳 (名古屋市立大学大学院医学研究科新生児・小児医学分野)

※このセミナーはハンズオンセミナーのため、インターネットに接続可能なPCを持参いただく必要があります

セミナーのねらい

【背景】近年,小児神経診療における遺伝学的検査の役割が益々重要になってきています.一方で,その結果解釈に関する状況は,検査項目,検査会社等によって大きく異なり,現場の医療機関に解釈が委ねられている検査もあります.遺伝情報には3つの大きな特徴があります.まず,遺伝学的検査の結果は“生まれつきの遺伝情報”なので変わりません(不変性).そのため,将来生じうる,生じやすい症状を予測しうることから,今後の健康管理,そして診療に有用な情報が得られる可能性があります(予測性).また,家系内,つまり親,きょうだい(これから生まれてくる同胞も含む)等も同じ結果を共有している可能性があります(共有性).患者,家族にとって生涯を通じて重要な意味を持つ検査であり,その解釈は適切に,確実に行う必要があります.
【目的】マイクロアレイ染色体検査とエクソーム解析の2つの遺伝学的検査の結果解釈を通じて,遺伝学的検査の結果解釈の基本的事項を知ってもらうことを目的とします.
【内容】参加者にはインターネットに接続可能な自身のPCで,実際にデータの解釈をしてもらいます.二部構成とし,マイクロアレイ染色体検査とエクソーム解析の結果解釈を行います.マイクロアレイ染色体検査の結果解釈では,保険診療で実施した場合に返却される検査結果の解釈をどのように行うのか.という点に重点を置いて実施します.エクソーム解析の結果解釈では,数万以上のバリアント(参照配列とは異なる塩基配列)から,疾患の原因となるバリアントを絞り込むプロセスを経験してもらいます.さらには,絞り込んだバリアントの病的意義の解釈をACMG/AMP ガイドラインに基づいて行います.本セミナーの内容を,是非明日からの診療,研究に役立ててもらえたらと思います.

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