
このたび、第22回乳癌最新情報カンファランスを 2021年 8月27日(金)・28日(土)の二日間にわたり、福島県会津若松市において開催させていただくこととなりました。
2019年末から始まった新型コロナウイルスのパンデミックは、現在も収束の見込みが立たず、先行き不透明なまま流行2年目を迎えております。この中で学んだことは、感染収束をまってから物事に対応することは、がん診療においては不可能であり、私たちは新型コロナ対策を工夫しつつ、常に進み続けなくてはならないということです。
2020年は多くの学会や研究会が中止や延期となってしまいましたが、2021年は様々な工夫をしつつ、現地開催(+WEBシステムのサポートによるセミハイブリッド)として本会を開催することといたしました。完全WEB開催は安全性の高い選択ですが、本会の本来の意義、すなわち全国各地で行われる「夏の学校」をなんとか再開したいと思います。
会津若松は戊辰戦争、白虎隊、新選組など数々の歴史ドラマの舞台となった地であり、七日町通りの古い町並みと鶴ヶ城や日新館など、東北地方でも随一の歴史と文化を感じる街です。また市内には竹久夢二など多くの文人墨客が愛した風情溢れる東山温泉、創業1850年の末廣酒造、数々の食の名店などがあります。カンファランス終了後はレンタカーやバスで手軽にいける観光地が周囲に多数あり、磐梯山のふもとに広がる猪苗代湖・裏磐梯エリアの大自然をハイキング、お昼は喜多方市の「喜多方ラーメン」や大内宿で「ネギで食べる高遠そば」、もう1泊は裏磐梯エリアの数多くの有名リゾートホテルなど、一度は訪れていただきたい場所がたくさんです。
東北新幹線郡山駅から在来線で1時間あまりと、すこしアクセスにお手間をおかけしますが、(新型コロナウイルスの状況が極端に悪化していなければ)ぜひご参集いただければと思います。皆様の参加をおまちしております。
福島県立医科大学 腫瘍内科学講座
主任教授 佐治 重衡