第22回日本骨粗鬆症学会 / 第38回日本骨代謝学会学術集会

会長挨拶/第22回日本骨粗鬆症学会

会長:伊木 雅之

会長 伊木 雅之
近畿大学医学部 公衆衛生学

第22回日本骨粗鬆症学会を2020年10月9日~11日に神戸国際会議場、展示場で開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、通常開催を断念し、Web開催といたしました。Web開催とは言え、学会長を務めさせていただきますことは身に余る光栄です。通常の学会とは様子が異なりますが、学会成功のため、学会員の皆様をはじめ関係の方々のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

本学会は2019年と同様に第38回日本骨代謝学会学術集会との合同開催ですが、今回は会期も同じ完全同時開催となります。同学術集会会長の福本誠二先生と協力して、鋭意準備を進めてまいりました。

メインテーマは両学会共通で「人生100年時代のBone Health」といたしました。骨粗鬆症学会のサブテーマは「臨床疫学とReal world dataで支える」です。日本は人類が経験したことのない超高齢社会となり、まさに世界の最先端を走っています。日本がこの状況をどう乗り切って活力ある社会を創出するのか、世界は注目しています。骨粗鬆症とそれによる骨折の予防は活力ある超高齢社会を築く上で極めて重要なテーマです。今ほどBone Healthが大切なときはない、福本先生とそのように考え、メインテーマを設定しました。サブテーマは、私の専門が疫学、予防医学ですので、この分野からBone Healthを支えたいという気持ちで設定しました。

臨床研究は目の前の患者さんが抱える大小様々な問題を解決するために必要な研究ですが、多くは比較的小規模な観察研究です。当然、偶然誤差やバイアス、交絡に影響されやすくなります。しかし、きちんとデザインすれば、その影響をできるだけ小さくすることは可能で、それに臨床疫学的方法が役立ちます。また、近年、診療報酬明細書、いわゆるレセプトの大規模なデータベースが整備され、学術的にも利用可能になってきました。いわゆるビッグデータです。これは治験などと違って、まさに医療の実態、ありのままの姿を現すもの、Real world dataで、骨粗鬆症診療の実態を調査し、問題点を洗い出し、よりよい診療のあり方を模索するために欠かせないものとなっています。これらを通じて、臨床医の皆さんにはもちろんのこと、骨粗鬆症マネジャーの方々の臨床研究も支援できるような学会にしたいと考えています。

特別講演は日本における臨床疫学とEBMの発展と普及に尽力してこられた聖路加国際病院院長の福井次矢先生と、広島・長崎コホート研究で骨折・骨粗鬆症関連の多くの知見を世に送り出した元放射線影響研究所臨床研究部部長、安田女子大学教授の藤原佐枝子先生にお願いしました。海外からはSouthampton大学とOxford大学の教授でInternational Osteoporosis Foundation(IOF)理事長のCyrus Cooper先生に骨粗鬆症の予防と管理のこれからと日本への期待についてお話し戴きます。また、骨粗鬆症研究の最前線の知見が発表されるシンポジウムや実用的な知識と技術を修得して戴くための教育講演、スキルアップセミナーなど盛り沢山の内容です。Web開催ですので、オンデマンドで聞けるプログラムも多く、聞き逃しを大幅に減らせます。どうぞ第22回日本骨粗鬆症学会をお楽しみください。

Page top

運営事務局

日本コンベンションサービス株式会社 神戸支社
〒650-0046 神戸市中央区港島中町6-9-1 神戸国際交流会館6階
TEL:078-303-1101 E-mail:bone2020[あ]convention[ど]co[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)

Copyright © 2019 The 22nd Annual Meeting of Japan Osteoporosis Society & The 38th Annual Meeting of the Japanese Society for Bone and Mineral Research. All Rights Reserved.