ご挨拶
第87回日本臨床外科学会学術集会
会長 吉田 寛
(日本医科大学 消化器外科)
この度、2025年11月20日(木)~22日(土)に第87回日本臨床外科学会学術集会を、京王プラザホテル(東京都新宿区)にて開催させていただくこととなりました。この歴史と伝統ある学術集会を主催することは、この上なく光栄で名誉なことであります。
日本臨床外科学会は臨床外科学および外科医療の進歩発展を図ることを目的に活動しています。一方で、外科分野に進む医師が減少し、医師の働き方改革が進む状況の中で、医療制度や医師のキャリア形成に関して新たな課題が浮かび上がっています。本学術集会の「心技体」というテーマは、私たち外科医が持つべき心の在り方、技術の向上、そして健康であることの重要性を探究しながら、安全で確実な地域医療や救急医療を提供することです。
本学会学術集会では、全国各地の若手からベテラン、医学生・研修医やメディカルスタッフをあわせて約6,000人が一堂に会します。専門的な分野における基本的な外科診療だけではなく、社会問題や専門医制度、男女共同参画、生涯教育、予防医療、チーム医療、AIなど、次世代の医療に関する幅広いテーマに焦点を当て、多様性とニーズに合わせた討論を行いたいと考えています。
「心技体」を合言葉に、共に学び、共に進化し、そして共に未来の医療を築いていくために、この学会が有益な知識と洞察をもたらし、新たな可能性を切り拓く場となることを期待しております。
本学術集会がご参加いただく皆様にとって有意義なものになるよう、日本医科大学 消化器外科をあげて準備いたしております。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。