第73回手術手技研究会

会期:2019年5月24日(金)・25日(土) 会場:一橋講堂 当番世話人:若林剛 会長:宇田川晴司

ご挨拶

第73回手術手技研究会
当番世話人 若林 剛
(上尾中央総合病院 外科)
当番世話人:若林剛

この度、第73回手術手技研究会 当番世話人を拝命し、第73回研究会を開催させていただくことは、大変光栄であり、大きな名誉と感じております。

歴史と伝統のある本手術手技研究会は、外科の先達が手術手技に特化した熱い議論を交わす場であり、そして、外科を修練する若手が自らの目標となる手技を学ぶ場であると自分なりに理解しております。そこで第73回手術手技研究会を企画するにあたり、先達には確立した良い手術を供覧しつつ、あわせて自らの経験を語っていただき、若い外科修練医にはそこから到達すべき確かな技術を学んでいただくため、メインテーマを

「奥義の伝承:良い手術は確かな技術から」といたしました。

An operation consists of imaging and manipulation.

Krummel TM, What is surgery.  Semin Pediatr Surg. 2006;15:237–41.

手術は見えているものと、そこへの操作で成り立つ。つまり、奥義とは「いかに良く見えるか」と「いかに良い手術操作が出来るか」にかかっていると考えます。伝承とは、万人にわかるように手術操作を分解し、個々の要素を明らかにすることで、手術全体を定型化することであると考えます。

会期は2019年5月24日(金)と25日(土)の2日間、会場は東京都千代田区の一橋講堂といたしました。以下、2つの主題に沿った発表を、外科の先達と若い修練医から募り、熱い議論を交わしていただきたいと思います。

主題1:外科解剖を再考する

主題2:手術を科学する

内視鏡外科手術により、外科解剖が注目されております。今回はさらに一歩進んで、外科解剖に基づいた合理的操作手順、膜構造や温存すべき神経、リンパ節郭清時の血管周囲組織の処理など、さらには術前に得た3次元シミュレーション画像と術中ナビゲーションまで加えた、基礎および臨床の研究発表を主題1では期待しています。

また、手術は把持、切離、剥離、結紮、縫合など、基本操作の組み合わせです。手術操作の各エレメントを解析することで、手術の質を評価したり、教育やトレーニングに応用したりすることができるはずです。あるいは合理的なエネルギーデバイスの使い方、気腹や気道内圧と出血の関係、手術に対する生体反応、高齢者への手術成績、手術手技の定型化のコツなど、明日からの臨床に役立つ研究発表を主題2では応募いただきたいと思います。

第73回手術手技研究会が実り多い会になるよう、いつも手術を語り、行なっている仲間と鋭意努力して準備したいと思います。皆様の積極的なご参加とご討議を楽しみにしております。

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