第59回日本糖尿病学会近畿地方会 / 第58回日本糖尿病協会近畿地方会

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兵庫医科大学
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会長挨拶

学会会長:小山 英則

小山 英則
(兵庫医科大学 糖尿病内分泌・免疫内科学)

2022年度に第59回日本糖尿病学会近畿地方会を兵庫県でお世話させていただく事になりました。秋もたけなわの11月5日(土)、日本糖尿病協会 兵庫県支部長の大原毅先生が世話人を務められます第58回日本糖尿病協会近畿地方会と同時に開催させていただきます。

今回の学会のテーマは、「General Medicineの基盤たる糖尿病診療の深遠」とさせていただきました。ご承知の通り、内科専攻医が広く全身的な診療が求められるようになってきていること、糖尿病という疾患自身が古典的な血管合併症の予防や進展阻止のみならず、サルコペニアやフレイル、認知症など、「全身を診る」診療領域として期待されていること、さらに超高齢化社会の中、General Medicineの中心に糖尿病診療が存在する、という考えに基づいています。また、兵庫医科大学横断研究Hyogo Innovative Challenge事業で、脳内ストレスの概念を基に糖尿病、肥満、摂食、認知機能などを理解しようとする取り組みに、私が主任研究者としてかかわらせていただいたことも、今回のテーマ設定に影響しています。

このようなテーマを基に、特別講演、シンポジウム、教育講演、特別企画など、皆さまに興味を持っていただけるようプログラムを鋭意作成中です。Withコロナを初めとして患者さんを取り巻く環境も刻々と変化し、医師、医療スタッフの更なる連携促進、糖尿病の分野でますます求められるダイバーシティの理解、若手医師の糖尿病領域への参入、など多くの課題を有している中、糖尿病学会近畿支部として議論を深める場を提供できるよう鋭意努力したいと思います。

この挨拶を執筆させていただいている時点では、兵庫県の新型コロナウイルス感染症は非常に落ち着いている状態で、またワクチン接種も順調に進捗していることから、現時点では現地での開催を予定しています。しかしながら、京都府立医科大学の福井道明先生が成功裡に主催された第58回糖尿病学会近畿地方会のように、Hybrid形式の学会開催の利点も十分吟味しつつ、最良の開催形式を模索したいと思います。会員の先生方におかれましては、秋の1日を糖尿病学の臨床・研究に関する学問にたっぷり浸っていただき、活発にご議論いただければと思います。実りある学術集会となりますよう、先生方のお力添えを何卒よろしくお願い申し上げます。

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