このたび第4回日本フットケア・足病医学会学術集会（2023年12月22-23日、於沖縄コンベンションセンター）を開催させていただくこととなりました。これもひとえに会員の皆様ならびに関係各位のご支援のおかげと心から感謝申し上げます。

本会を開催するにあたり、「Challenge! 花ひらく未来へ」というテーマを設定させていただきました。順天堂医院は2019年4月に日本の大学病院初である足病を専門的に診療する部門「足の疾患センター」を設立し、すべての足病患者さんが迷わず受診でき、フットケアから最先端の治療を受けられる体制を目指しております。日本には足病学や足病医が存在せず、欧米のような足病診療がありません。我が国の足病患者さんは、足に異常があってもどこを受診してよいか迷うこととなり、診療科を間違えると適切な治療が受けられない事態が起きています。本邦においても適切な足病診療がどこにいても受けられるような体制になることが理想であり、それを目指し我々はこれからも尽力し続けなければならないと強く思います。第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会では、足病医学の幅広い分野の知識を統合し日本の足病医療を発展すべく、我国独自の足病医療を構築するために学会員全員でChallengeし、その思いと努力を花開かせたいという思いでテーマを設定しました。

2019年から世界中が COVID19 の影響を受けて、多くの方が辛い思いを乗り越えられていると思います。しかし、この困難な時期を乗り越え、新たな世界を構築するChallenge精神とあらたな希望をもって臨む所存です。今年はWith COVID19という社会情勢となったため、新たな試みとして沖縄開催を決意しました。沖縄の青い空と暖かい気候の中で、皆様が明るく元気に学んでいただき、交流をはかっていただきたいと思います。沖縄に来られない方にも素晴らしい講演やシンポジウムなど、のちにオンデマンドで視聴できるように計画しています。多くの学会員の方々に満足いただける学会を開催するため、様々な企画を準備しております。また、学術的なセッションに加えて、様々な分野の足病医療を体験できるコーナーや大物アーティストのイベントなども計画しています。一人でも多くの方にご参加いただき、たくさんの学びを得ながら楽しんでいただけるよう、鋭意準備を進めているところです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。