第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会
大会会長 竹上 学
(一般社団法人大阪府病院薬剤師会 会長)
第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会
実行委員長 小林 政彦
(一般社団法人大阪府病院薬剤師会 学術部長)
この度、第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会を2026年2月14日(土)・15日(日)の両日にわたり現地集合型により開催させていただくことになりました。
大阪府病院薬剤師会は5年前に第42回大会を担当しましたが、COVID-19感染が拡大し始めたタイミングで、結果的には緊急事態措置下で急遽WEB方式のみへ変更し開催しました。今回は第42回大会の意志を引き継ぎ、メインテーマを前回から現状に見合った内容へ変更し、「KEEP&CHANGE、そして、CHALLENGE ~今と向きAI 医療の未来を紡ぐ薬剤師~」を掲げました。この中には、第42回大会のテーマであった従来からあるものを評価し継続しつつも状況にあわせて変化していくことに加え、さらに高みを目指して挑戦する姿勢と、タスクシフト/シェアによる新しい業務への取り組み、人工知能(AI)を取り入れたシステムをはじめとする医療DXへの対応、その中で他職種と連携して存在をアピールできる職種でありたいことを表現しています。
病院薬剤師不足が喫緊の課題とされ、第8次医療計画に薬剤師確保に関する内容が含まれた都道府県も多くあると耳にしています。薬剤師を目指す若い方々に、私たち病院薬剤師の業務と取り組み姿勢を知っていただくためにも、現場で働いている方々がこの大会に参加し自己研鑽するとともに、対面して情報交換し得られる経験を薬学生に是非とも伝えていただきたいと考えています。
第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会
大会会長 竹上 学
大会ポスターは多くを語る・・・薬物治療を「Challenge」して未来に紡いでいくために、共に前を向いて駆けてゆく私たち・・・。
さて、5年前、第42回日本病院薬剤師会近畿学術大会は、何もかもが新しい試みとなりました。新興感染症の拡大にて、近畿学術大会初めての完全オンライン開催。その際、皆さまには多大なるご迷惑をお掛けしましたが、近畿の病院薬剤師が手を取り合って立ち向かう新たな機会となったと考えています。その成果として、滋賀県、京都府、和歌山県そして兵庫県とそれぞれ趣向を凝らした大会をめぐり、途切れることなく次にバトンを繋げる事ができました。そして今回、第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会は再び大阪での開催です。
オンラインによる学会や学術大会、学びのコンテンツが充実する昨今、自分の良い時間に良い場所で学んだり、発表したりする事ができる様になっています。学びの機会が増えた事はとても喜ばしい事です。しかし、思い出してください。学生時代、遡って高校生や中学生、小学生の時、机を並べ学んだ時間を。一人ではなく多くの人と学んだ時間を、人前で発表した時を。発表前のドキドキ感、発表後の安堵、質問の声を出す時の緊張、答えをもらったときの喜び。たくさんの人に混ざって学ぶ楽しさ。近畿学術大会には、それがあります。久々に会う同級生や先輩・後輩、実習でお世話になった先生との会話。そこから得られる新しい知見。そのような経験も、この大会に参加することで得る事ができます。2府4県の病院薬剤師が力をあわせ、この第47回でも様々な学びの企画を立てています。是非、日々の業務や得た知見を発表してみてください。薬剤師としての活躍を、すこしの勇気で共有できます。2026年2月14日と15日のグランキューブには、色とりどりで刺激に満ちた、それでいてやさしく癒される時間が詰まっています。あとは、大会ポスターの様に、あなたが主人公になって会場に足を踏み入れるだけ。多くの方のご参加をお待ちしています。
第47回日本病院薬剤師会近畿学術大会
実行委員長 小林 政彦