第33回近畿内視鏡外科研究会

第33回近畿内視鏡外科研究会 会期:2020年9月26日(土) 会場:千里ライフサイエンスセンター 当番世話人:大平雅一(大阪市立大学大学院 医学研究科 消化器外科学 乳腺・内分泌外科学)

演題募集

応募期間

2020年4月22日(水)~ 5月27日(水)
6月10日(水)まで延長いたしました。
6月24日(水)まで延長いたしました。
締め切りました。
多数のご応募をいただきまして、ありがとうございました。

演題募集要項

項目 文字数
演題名 全角50文字以内
抄録本文 全角500字以内
共著者 10名まで

※写真・図表は使用できません。

募集演題

(1)ワークショップ(公募・一部指定)

【上部】
① 技術認定取得のための実践(上部消化管)

技術認定医の取得は若手内視鏡外科医の目標ですが、その合格率は低く、合格へのハードルは高いのが現状です。技術認定医を取得するための近道として、施設で実践している指導方法や、手術の定型化、修練方法の工夫などについての発表を期待します。

② 鏡視下食道癌手術における反回神経周囲リンパ節郭清の工夫

食道癌手術における術後反回神経麻痺は、術後のQOLに大きく影響します。本セッションでは、鏡視下食道癌手術における反回神経周囲リンパ節郭清の手技を供覧していただき麻痺軽減の工夫に関して討論していただきたいと思います。

③ 腹腔鏡下噴門側胃切除術における課題と工夫

噴門側胃切除は再建方法においては様々な報告がされているが未だ統一された術式は確立されていないのが現状です。本セッションでは再建法を含めた腹腔鏡下噴門側胃切除術の課題と工夫を議論したいと思います。

【下部】
④ 腹腔鏡下右半結腸切除時の中枢郭清のこだわり

腹腔鏡下結腸右半切除術は若手の登竜門の手術であるように思われがちであるが、現実には死亡率も高く、決して簡単な手術ではない。その理由の一つに複雑でバリエーションの多い血管の走行がある。血管走行を立体的に把握したうえで、確実なD3リンパ節郭清を行う必要があり、難易度の高い技術が求められる。安全で確実なD3リンパ節郭清を行うために各施設で行われている様々な工夫を紹介していただき、議論を深めたい。

⑤ 多様化する直腸癌手術において最適な治療

直腸癌手術は狭い骨盤内の限定された空間内での手術であるため、良好な視野の確保および骨盤内での操作性が重要である。従来の開腹手術、そして腹腔鏡下手術へと進歩し、さらに2018年からはロボット支援下手術が保険収載され、またTaTME手術など新しいアプローチで行う手術など直腸癌手術は多様化してきている。それぞれの術式の短期成績および長期成績を提示していただき、機能性および根治性の観点から最適な直腸癌手術は何かについて議論していただきたい。

⑥ 大腸技術認定医取得のための手技や施設の取り組み

2018年に直腸癌のロボット支援下手術は保険収載され、多くの施設において普及し始めている。内視鏡外科学会の指針によりロボット支援下手術の術者条件として技術認定医取得が必須条件ではなくなったが、まだまだ大腸外科医にとって技術認定医の位置づけは変わらない。取得した経験から考える、合格するための手技や施設での取り組みについて提示していただき、議論していただきたい。

【ヘルニア】
⑦ 鏡視下ヘルニア手術におけるKnack and Pitfall

鼠経ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠経ヘルニア手術は急速に普及し、手術手技は定型化されてきている。また腹壁瘢痕ヘルニアにおいても腹腔鏡下手術の有用性が示され、急速に普及している。しかしながら、再発も一定頻度で認められ、より安全な手術の普及が重要である。各施設での再発や合併症を減らす工夫や困難症例に対する手技の工夫などについて発表および討論していただきたい。

【胆嚢】
⑧ 腹腔鏡下胆嚢摘出術における治療の取り組み

胆嚢良性疾患の標準的治療は手術手技の向上により、GradeⅠ,Ⅱに加えGrade IIIの症例であっても、腹腔鏡下胆嚢摘出術が推奨されているが、手術のタイミングや炎症の程度、患者の状態などによって難渋する症例もある。また術中合併症の一つとして胆道損傷の頻度は決して少ないとは言えない。腹腔鏡下胆嚢摘出術について治療へのタイミング、若手外科医への教育、合併症予防のための工夫など各施設における取組について提示していただきたい。

【メディカルスタッフ】
⑨ チーム医療におけるメディカルスタッフの役割

2019年よりロボット支援下手術の保険収載が拡大され、多くの疾患で行われるようになった。手術には、これまでとは異なる機器の取り扱い、清潔野の配慮が必要であり,看護師、CEを含めメディカルチームが果たす役割が大きくなっている.多くのコメディカルスタッフに参加いただき、多角的な視点での討論をお願いしたい。

【膵臓】
⑩ 腹腔鏡下膵体尾部切除におけるリンパ節郭清の工夫

良性・境界悪性腫瘍に対する腹腔鏡下膵体尾部切除術は比較的広く普及しているが、膵臓癌に対する鏡視下手術はいまだ普及の途上にある。広い普及のためには、各施設におけるリンパ節郭清におけるその範囲や手技などこだわりの手術法を提示いただき、議論を深めたい。

【肝臓】
⑪ 高難度腹腔鏡下肝切除における適応と限界

腹腔鏡下肝切除術は、たとえ部分切除であっても、大きさや、周囲の脈管への浸潤などにより難易度が高くなることがある。安全に手術を遂行するという観点で、どこまでが鏡視下手術が可能なのか、またどのような症例が開腹手術とすべきなのかということについてご討論頂きたい。

【呼吸器】
⑫ 呼吸器分野におけるロボット支援下手術の最前線

呼吸器分野におけるロボット支援下手術は本年4月より保険適応が拡大され,区域切除や拡大胸腺摘出術も含まれるようになった.本ワークショップにおいて,各施設の工夫や胸腔鏡手術との優劣を討論いただき,根治性と安全性を追求する。

【婦人科】
⑬ 産婦人科内視鏡手術のトラブルとその対策

今回研究会のテーマは「内視鏡外科の新世界を切り拓く」であり、現在、ロボット支援下手術も増加してきており、内視鏡手術の世界も新たなステージに入りました。今後さらなる内視鏡の発展のために、エキスパートの先生方の今まで経験されてきたトラブルとそこから学んだ貴重な知見をご教授いただきたいと思っております。

【泌尿器科】
⑭ ロボット手術・腹腔鏡手術下の体腔内尿路変更術(ICUD)の最前線

腹腔鏡下手術の技術の進歩、ならびにロボット手術の普及にともない腹腔鏡手術下の体腔内尿路変更術(ICUD)は飛躍的に進歩し、低侵襲な手術手技で可能となりつつある。本セッションにおいては、各施設におけるICUDの手術手技を供覧し、今後の展開も含めて議論いただきたい。

【合併症】
⑮ ロボット支援下手術に特有な合併症とその対策

外科手術は従来の開腹、開胸手術から内視鏡手術、さらにロボット支援下手術へと発展してきた。今では多くの疾患においてロボット支援下手術が行われ、今後も増加すると考えられる。その中には、ロボット支援下手術特有の合併症も存在する。各施設におけるロボット支援下手術の導入期に経験された合併症や、そこから得られた合併症対策やトラブルシューティング法についてご提示して議論いただきたい。

(2)一般演題(公募)

内視鏡外科に関わる医師、看護師、技師の方々の臨床研究や症例報告、手術手技や機器に関する演題を幅広く募集致します。

1)
食道
2)
胃・十二指腸
3)
大腸・小腸
4)
肝臓・脾臓
5)
胆道・膵臓
6)
呼吸器
7)
泌尿器
8)
婦人科
9)
ヘルニア・腹壁
10)
その他

採否通知

演題の採否・発表形式・発表セッションにつきましては、当番世話人に一任願います。運営事務局より8月上旬~中旬頃メールにてご案内いたします。
その他連絡事項はホームページでお知らせいたしますので、適宜ご確認をお願いいたします。

登録画面

新規演題登録・確認・修正

お問合せ

【事務局】
大阪市立大学大学院 医学研究科 消化器外科学 乳腺・内分泌外科学
〒545-8585 大阪市阿倍野区旭町1-4-3
TEL:06-6645-3838

【運営事務局】
日本コンベンションサービス株式会社
〒541-0042 大阪市中央区今橋4-4-7 京阪神淀屋橋ビル2階
TEL:06-6221-5933 FAX:06-6221-5939
E-mail:33kinkies[あ]convention[ど]co[ど]jp([あ] を @ に,[ど] を . に変えてください。)

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