第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会
会長 帖佐 悦男
(宮崎大学医学部整形外科 教授)
今年は、未曾有の新型コロナウイルス感染症という未知との戦いからはじまり、梅雨豪雨などの天災も各地で発生しています。被害に遭われました方々にお見舞い申し上げますとともに、一刻も早くCOVID-19感染症が収束すること、台風災害が発生しないこと、ならびに皆様の安全と被災地の復興を心より願っております。
さて、「第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会」を、2020年10月17日(土)・18日(日)に宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開催予定としておりましたが、ご承知のように新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延し、いまだ感染者が増加し続けているため、学術集会の開催方法に関して日本臨床スポーツ医学会役員の皆様と慎重に協議を重ねてまいりました。
通常の現地開催に加え、ハイブリッド開催なども視野に入れ検討を重ねてまいりましたが、医療従事者としての対応ならびに演者、座長をはじめ関係者の皆様が学術集会直前になってご参加できなくなる可能性や関係者の皆様の健康と安全を第一に考え、一堂に会して様々な議論を取り交わすことができないのは甚だ残念でありますが、オンライン開催という形式を選択せざるをえないという結論にいたりました。
オンライン学術集会の開催期間は、2020年11月4日(水)~11月30日(月)となります。詳細につきましては、ホームページ等にて順次ご連絡申し上げます。
現地開催としての準備を進めて来られた先生方におかれましては、ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、オンラインでの開催となりご不便をおかけいたしますが、これまでどおり充実した学術集会となるよう全力で準備をすすめる所存ですので、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
なお、ご参考までに現地開催での旧挨拶文を下記に記します。
【宮崎開催での旧挨拶文】
この度、「第31回日本臨床スポーツ医学会学術集会」を2020年10月17日(土)・18日(日)に宮崎市のシーガイアコンベンションセンターにおいて開催させていただきます。平成12年(2000年)に田島直也前教授が第11回本学会を主催して以来、20年ぶりに宮崎大学医学部整形外科学教室が再び担当させていただくことを教室員一同大変光栄に存じます。
さて、ラグビーワールドカップの日本代表の快進撃は、日本中を感動の渦に巻き込みました。また、東京2020オリンピック・パラリンピックでより一層感動でき、スポーツ医・科学の分野からサポートできるように、 “スポーツメディスンイノベーション ~継承と革新~”をテーマと致しました。
本学術集会は、スポーツ医・科学を専門とする医師・メディカルスタッフを含めた様々な分野の方々が日本全国から一堂に会し、基礎的なことから臨床に至る最新の話題やスポーツ疾患の予防・治療法などを活発に討論し、また親睦を深めるスポーツ医・科学の最大規模の学会です。
本学会の対象は、子どもから高齢者、障がい者・健常者、健康スポーツから競技スポーツ、内科疾患から外科疾患まで幅広く、全てを網羅してディスカッションできることも本学会の特徴の一つです。
会場は、宮崎・一ツ葉海岸の豊かな景観の中に広がるリゾートコンプレックス「シーガイア」の中央に位置し、過去には九州・沖縄サミットの外相会合の場として、また、ダンロップフェニックスゴルフトーナメントの開催地、野球、サッカー、ラグビーなど多くのトップアスリートの合宿の場として有名です。シーガイアは、英語で海を意味する「Sea」と地球を意味する「Gaia」を組み合わせた造語です。周辺には、古事記にも登場する神話に基づいた神社などが多数あります。またシーガイア周辺のみならず西都や高千穂も「古事記」「日本書紀」に登場する天孫降臨や天岩戸開きの地でもあります。他にも宮崎には魅力的な観光地や美味しい食がたくさんございますので、学会でのご活発な討論の後は、是非太陽あふれる景色や食をご堪能いただけたらと思います。皆様にお越しいただけることを心よりお待ち申し上げております。