この度は第13回の本学術集会の会長を拝命し光栄に存じているとともに、気が引き締まる思いを感じております。本学会は、まだ歴史は浅いですが、近年急速にその需要が増している成人の脊柱変形に特化した学会として我が国の脊椎関係の学会の中では近年非常に注目を集めている学会であります。規模は大きいとは申せませんが、実際に臨床現場で治療を担っている専門家や、これからその技術を習得しようとしている若手の脊椎外科医が参加しておりますので、毎回どの学会にも負けない熱いディスカッションが学会場で展開されており、これまで参加者の一人としていつも充実した時間を過ごしてきており非常に満足度の高い学会で足ると感じてきました。この様な学会の会長として本学会を開催させていただくにあたり、どのようなテーマを掲げるか、どのような学会構成を企画するかで悩んできました。最終的にわかりやすい言葉で語ろうと考え、また、将来的に2023年に開催される本学会が、未来に向けてさらに発展する契機になればと思い “成人脊柱変形治療の未来を語ろう” とさせていただきました。この13年間で歩んできた本学会の成長を基に、成人脊柱変形治療の今後の展開について、会員から集まったこれまでの詳細なデータを基に議論を重ね、会員の皆様とともに本疾患に対する治療法の未来について夢を語り合いたいと思っています。

季節はまだ寒い時期ではありますが、梅も咲き、暖かさを徐々に感じられる季節でありますので、大阪の観光名所や、名物に触れていただければ幸いです。会場の千里ライフサイエンスセンターは大阪国際空港（伊丹空港）からモノレール直結で15分、新幹線の新大阪駅から地下鉄御堂筋線直結で12分と国内の各所から集まっていただきやすい場所にあります。ぜひ多くの会員の皆様にお集まりいただき熱いディスカッションをしていただけますよう会場のおもてなしにも力を入れたいと思っております。多くの会員の皆様のご参加を心よりお待ちしております。