会長挨拶

学術集会開催にあたって - 令和2年5月 -

髙木理彰

第117回東北整形災害外科学会
会長 髙木 理彰
山形大学医学部整形外科学講座 教授


現在、新型コロナウイルスの世界的大流行により地球規模で同時多発進行し社会に様々な影響を与えている光冠禍(コロナ禍)は、人類が未だかつて経験したことのない目に見えぬ未曾有の広域激甚災害といえるのかもしれません。このような最中、あえて第117回東北整形災害外科学会学術集会をLive-Web形式で開催させて頂くことになりました。よろしくお願い申し上げます。

学術集会では、当初「新世代、躍進」という大会テーマを掲げておりました。今回、新たに - in the middle of difficulty lies opportunity – という言葉も添えることにいたしました。物理学者 Albert Einsteinの残した言葉です。

光冠禍のために、今年2月以降、国内でも、多くの学会、研究会が延期ないしは中止を余儀なくされてきました。今後も延期した行事が、従来の形式で年度内に開催出来るか、予断を許さない状況にあります。一方、最近では、種々のネット会議システムが医療や教育の現場でも用いられ始め、その有用性も認識されつつあります。今の状況が続きますとwebを用いた学術行事が一層定着してくるかもしれません。

現在、私どもは、時代や社会が激変する節目に立ち会っているような気がします。困難な時こそ、新しい発想、斬新な取り組みが求められ、それが社会を変革していく原動力になるようにも思います。この時節にあたり事態の好転を座して待つより、むしろ積極的に、とりわけ次世代を担う若手が、このピンチをチャンスに変えながら、新しいことにチャレンジするweb学会を、皆様とともに学会一丸となって作り上げていければと念じています。本学術集会の開催にあたりましては、幹事の先生、各大学教室、会員の皆様はじめ、大勢の方々から、暖かい励ましのお言葉、ご支援を頂戴して参りました。この場を借りてあらためて御礼申し上げます。何分、初めての試みです。行き届かぬことも多々あろうかと存じます。その節は、この学術集会を何とか開催しようと必死に取り組み、準備を進めてきた教室員に免じてご容赦頂ければ幸いです。

大勢の皆様のご参加と、活発なご討論をお願い申し上げます。

学術集会開催にあたって - 令和元年9月 -

第117回東北整形災害外科学会
会長 髙木 理彰
山形大学医学部整形外科学講座 教授

第117回東北整形災害外科学会学術集会を山形で開催させて頂くことになりました。大変光栄に存じます。

思い起こせば、第110回学術集会会長を務めさせて頂いてから、早7年の歳月が流れようとしています。当時はまだ、3.11東日本大震災の強烈なインパクトが社会に生々しく残り、同時に、超高齢社会の到来を迎え慌ただしい模索が続く時代状況にあったように記憶しています。そのような中、以前の学術集会のプログラムを振り返ってみますと、特別講演、教育講演、ランチョンセミナー、ハンズオンセミナー、一般演題の企画が続いていることに思い至りました。そこで、何か新しい試みを加えられないかと考え、幹事の先生からご推薦頂いた若手の先生によるシンポジウムを企画致しました。以来、若手の先生をいかに育むかという視点からも、様々な新しい企画が登場し、学会が益々盛り上がってきたように感じています。次世代を担う若手を育む機運が連綿と続く東北整形災害外科学会の隆盛は、学会員の皆様、ひとりひとりの熱い思いの象徴のように感じ入っています。

今回は「新世代、躍進」という大会テーマを掲げさせて頂きました。ポスト 3.11世代と申しましょうか、以降、整形外科を志した若手は、これから少しずつ、中堅として整形外科医療を担い、時代を牽引していく立場になろうとしています。さらに、続こうとしている専攻医、整形外科を志す臨床研修医、医学生。学術集会では、このような流れをさらに育むプログラムも取り入れながら、特別講演、教育講演、ランチョンセミナー、ハンズオンセミナーなどを盛り込んで、学会を企画、開催する予定です。何卒、ご支援をよろしくお願い申し上げます。ポスターには、山形県鮭川村にある小杉の大杉を取り上げました。トトロの木として知られています。見る角度によってはただの大木にしか過ぎません。視点を変えてみると、今まで気がつかなかったことが見えてくるというメッセージも込めてみました。

6月下旬の山形はさわやかな夏の大変良い季節です。修験道で知られる月山、湯殿山、羽黒山からなる出羽三山や、蔵王、飯豊、朝日連峰や鳥海山など残雪を頂く緑豊かな秀峰、さらに天童、上山、蔵王に代表される名湯や秘湯、山寺として親しまれ、蝉論争でも有名な宝珠山立石寺、最上川舟下り、庄内浜など名所旧跡も数多くございます。この機会にあわせて楽しんで頂ければ幸いです。大勢の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

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